ヘルパンギーナ 子供がかかりやすい代表的な夏風邪といえば、「ヘルパンギーナ」です。1才前後?10才までの小さな子供に多く見られる病気で、4才までに70%もの子供が感染すると言われています。 ほとんどはエンテロウィルスの飛沫感染によるものですが、流行性のものは、A群コクサッキーウイルスによるものです。 突然39度の高熱が出て、のどの奥に小さな水ぶくれがたくさんできます。 水ぶくれが破れて潰瘍になり、痛いので機嫌が悪くなることが多いのが特徴的です。 よだれがたくさん出るようになり、飲んだり食べたりもしにくくなります。 熱は2、3日で下がるのですが、水ぶくれが治まるのは1週間ほどかかるため、しばらくは不機嫌な状態が続くかもしれません。 特効薬はなく、自然に治る病気なのですが、高熱が出ることもあり、お家では水分の補給に心がけましょう。 また、すっぱいものや、しみるものは避けて、刺激の少ない口当たりの良い食べ物を与えてあげてくださいね。 食欲がなくても、水分だけはとらせるようにしましょう。 40度を越す高熱が続く場合や、嘔吐したり、不機嫌な状態が長く続いたりする場合は、無菌性髄膜炎の心配もあります。 おかしいな、と思ったら、早めに医師の診察を受けましょう。 発熱してから2、3日までが最も感染しやすい時期なので、兄弟がいる場合など、周囲の人は注意が必要です。 予防ために、手洗いをしっかりと行いましょう。 患者のタオルは別にしておいた方が良いですね。 患者の便には、感染してから1ヶ月ほどウィルスが出ている可能性があります。 治ってからもしばらくの間は、おむつ交換の時など、手に触れた後はしっかりと手洗いをしておく必要があります。 |
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手足口病 子供がかかりやすい夏風邪には色々なものがありますが、その中の1つに「手足口病」という病気があります。 手足口病の原因となるウィルスは1種類ではなく、コクサッキーA郡ウィルスや、エンテロウィルスなど、複数のウィルスがあります。 このため、一度だけでなく、何回も感染してしまうことがある病気です。 10歳以下の乳幼児や小児によく見られる病気ですが、大人でも感染することがありますよ。 症状は、名前の通り、手のひらや足の裏、口の中に水ぶくれのような小さな発疹ができます。 かゆみや痛みはほとんどないのですが、大人が感染した場合は痛みを感じることもあるようです。口の中の発疹は、破れて潰瘍状になることもあります。 潰瘍によって、痛みが生じる場合があるので、そのような時は、熱いものや冷たいもの、刺激物は避けて、口当たりの良い、消化の良いものを与えるようにしましょう。 始まりのころに軽い発熱や、喉に痛みがある時があり、そのために食欲が落ちてしまうこともありますが、特別に治療をしなくても、自然に治る病気です。 発疹があるために、他のお母さんの目が気になるかもしれませんが、子供が元気ならば園や学校を休ませる必要はありませんよ。 通常は1週間から10日くらいで治り、重症になることもなく合併症もほとんどない病気なのですが、まれに髄膜炎を伴うことがあり、この場合は入院が必要になります。 また、ごくまれですが、急性脳炎などを引き起こして死亡する場合もあります。 高熱や嘔吐、頭痛を訴えている時は、早めに診察を受けるようにしましょう。 |
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